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シロアゴガエル根絶宣言 環境省が発表、全国初

西表船浮地区で見つかり最後の駆除個体となったシロアゴガエル。これを最後に見つかっていない(環境省西表自然保護官事務所提供)

西表船浮地区で見つかり最後の駆除個体となったシロアゴガエル。これを最後に見つかっていない(環境省西表自然保護官事務所提供)

西表島

 環境省は2015年に西表島上原地区で同島で初めて侵入が確認された特定外来生物「シロアゴガエル」の根絶が完了したと7日、発表した。シロアゴガエルは外来生物法で特定外来生物に指定されており、在来種への被害が懸念されていた。地元ボランティアや環境省が連携し、早期の取り組みを行った結果、シロアゴガエルの根絶に全国で初めて成功した。

 西表島にはここにしか生息しないイリオモテヤマネコをはじめ、カンムリワシやキンバト、コガタハナサキガエルなど環境省が国内希少野生動植物種に指定する生物のほかにも、西表島固有の動植物が多く生息する。

 同島では、外来生物防除事業の一環として通称「シロアゴバスターズ」が結成され、根絶に向け地道な活動に取り組んできた。

 バスターズは月に数回、午後8時ごろから2時間程度シロアゴガエルが生息しそうな場所を見回った。

 2017年7月22日に船浮でシロアゴガエルのオス1匹を駆除して以降、同島では確認されていない

 西表自然保護官事務所の北浦賢次自然保護官は、初めて西表島で発見されてからわずか4年余りでの根絶について「早期に取り組めたことが大きい」と話し「今後も港湾地区を中心に160地点でモニタリングを行い初動態勢を一層整備していく」と再侵入阻止に力を入れる。

 石垣自然保護官事務所では、昨年から西表島で行われる公共工事の情報など収集し、水際対策の一環で石垣島側の資材置き場などを監視調査の対象としているが手薄な状況だ。

 バスターズのメンバーらは「やっと一区切りついた」と根絶宣言を歓迎する一方で「明日からも監視モニタリングは続く。八重山の物流のハブ(中核)となる石垣島での対策もしっかりしてほしい」と八重山地域全体での取り組みに期待する。

  • タグ: シロアゴガエル根絶西表島西表自然保護官事務所
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