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11時間ぶりに復旧 大規模通信障害

海底光ケーブル台風障害

海底光ケーブル台風障害

連絡手段断たれ混乱 多くの業種に支障来す

 大型で強い台風18号の影響に伴い、石垣市と竹富町で9月30日午後9時45分ごろ発生した大規模通信障害は、1日午前8時55分までに復旧した。障害発生から復旧までの約11時間、携帯・固定電話、インターネットが利用できず情報の入手・提供ができなくなり、住民や防災機関に大きな混乱を招いた。停電も加わるダブルパンチで、民間事業所などの業務が一時停止するなど支障が出た。

 NTT西日本沖縄支店などによると、石垣島と与那国島の中継ケーブル2カ所の損傷により、同ケーブルを利用する通信他社を含め石垣市と竹富町の全域で電話やインターネットが利用できなくなった。NTTだけで加入電話8600回線、フレッツ光約1万3500回線、専用線約400回線が不通となった。

 石垣島地方気象台は、市と町でアメダスや気象レーダーなどの観測できない状況に陥り、気象庁は「9月30日午後9時50分ごろから石垣島地方気象台からの通信に障害が発生し、八重山地方周辺のレーダーデータ等が利用できない状況」とホームページ上で告知した。 

 防災機関はデータを収集、連絡を取り合う手段が断絶。石垣市防災危機管理室(大濵武室長)によると、衛星電話も悪天候のため使用できなかったという。同室は可搬式の消防無線を持ち込んで対応。県防災無線ネットワークも活用した。県に連絡してテレビでテロップを流したり、地元ラジオに情報を提供したりするなど、緊急の場合は巡回消防車両や市役所に直接知らせるよう呼び掛ける対応をとった。同室によると、避難要請が2件あった。

 県立八重山病院の担当者は「外部との連絡がつかない状況だったが、幸いにも緊急搬送などはなかった」と胸をなで下ろした。

 大濵室長は「まったく連絡がとれなくなったが、こういうことが起こりえることと想定しなければならない。唯一、無線が使えた。今回の経験で対応の流れを確認できたので、通信障害が起きたときの対応を早期にマニュアル化したい」と話した。

  • タグ: 台風18号通信障害
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