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何でもないことの幸せに囲まれながら、…

 何でもないことの幸せに囲まれながら、それを当たり前のこととして、意識もせずに日々生活している。その素晴らしさを失わない前に気づきたい▼人生「命果報(ぬちがふぅ)」。島の先輩たちはそのような思いで「八重山の医療を守る郡民の会」を発足させたのだと思う。八重山住民の医療を下支えすること9年、会員の高齢化などから活動に一区切りをつけて休止することになった▼同会はこれまで、離島における多様化する医療ニーズと郡民の声を医療機関や行政に届けてきた。県立八重山病院の新築移転に果たした役割は、代表的な功績と言えるのだろう▼活動の休止により、行政に任せきり、離島医療への関心が薄れるとの不安はないか。こと命に関わる問題に停滞は許されない。官民が一体になってこそ、より良い地域医療は構築されるものと信じる。先輩たちは次世代による活動の再開を願っている▼先輩たちとの交流は、心身のたくましさを学び、老いて若者との対話は生きる力を感じ取る。今という時に立ち止まり、周りにあるものを深く見る機会を失わないようにしたい▼会員の高齢化が一つの理由となった今回の活動休止。あらためて3、5、10年先を見据えた人材育成の大切さを考えざるを得ない。目先にとらわれ、何も感じない地域にはしたくない。(鬚川修)

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