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プレコ3年連続確認 名蔵ダム放流口

2回の調査で119匹が捕獲されたプレコ=8月11日午後、名蔵ダム(八重山ネイチャーエージェンシー提供)

2回の調査で119匹が捕獲されたプレコ=8月11日午後、名蔵ダム(八重山ネイチャーエージェンシー提供)

生態系への影響懸念

 環境省と農林水産省が作成した生態系被害防止外来種リストに生態系への被害が大きいとして指定されているプレコ(マダラロリカリア)が3年連続で名蔵ダム放流口で確認された。調査は8月11日と9月15日の2回行われ、最大59㌢の個体を含む119匹が捕獲された。1年前の前回の調査では幼魚も見つかっており、繁殖し定着していると思われる。

 調査には八重山ネイチャーエージェンシー(渡辺直由会長)をはじめアンパルの自然を守る会や環境省、八重山農林高校、八重山高校などから延べ27人が参加した。

 プレコは、2017年9月に名蔵ダムで同エージェンシーが死骸を発見。翌18年9月には同所で成魚6匹と幼魚3匹が見つかっている。水質悪化に強く繁殖力も旺盛なことからすでに島内全域へ拡散している可能性も指摘されており、生態系への影響が懸念されている。

 今回の調査では8月11日に15~47㌢までの50匹、9月15日に22・5~59㌢までの69匹を捕獲した。大きな個体では繁殖できるほどに卵巣も成熟しており、すでに繁殖している可能性が高い。

 沖縄本島では、少なくとも6水系で定着しており、プレコと同じ藻類食のボウズハゼの仲間と餌や生息場をめぐって競合する可能性が想定されている。

 プレコは水槽内のコケなどを食べることからペットとしての需要も高いが、成長すると数十㌢にもなり家庭で飼育することが困難になる。

 同エージェンシーは「このままでは川がプレコだらけになるのは時間の問題だ。島の生態系を守るためにも最後まで責任をもって飼ってほしい」と呼び掛ける。

  • タグ: プレコマダラロリカリア名蔵ダム生態系被害防止外来種
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