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10月を迎えた。消費増税が始まった。振り返れば…

 10月を迎えた。消費増税が始まった。振り返れば無責任がまかり通る9月だった。誰も責任をとらない、この国の風土。そんな報道が相次いだ▼千葉県で猛威を振るった台風15号。停電に断水、雨漏りにトイレは使えず、県民が苦しんでいるのに内閣改造だ、やれ進次郎氏だとお祭り騒ぎ。千葉は政治空白に捨て置かれた▼不要なのに止められない公共事業の典型、長崎県諫早湾の干拓事業をめぐる最高裁判決。開門か閉門か、農家と漁民を分断した国の農政は問われることなく「審理差し戻し」という結論先送り。原発事故で強制起訴された東京電力の旧経営陣3人に対する無罪判決も象徴的だ。津波の予見性を認めず、安全神話のなか原発事業は続く。幾多の犠牲を払っても誰も責任をとらない▼スウェーデンの16歳の少女が大人の責任を問うている。国連本部で開かれた「気候行動サミット」で地球温暖化防止に取り組もうとしない各国首脳に怒りをぶつけ、世界で多くの若者の共感を呼んでいる▼石垣の若者たちは責任に向き合う。陸自配備をめぐる住民投票の「署名の重み」である。どこまでも前向き、かつユーモアも忘れない。提訴後の報告集会では寸劇で「勝訴」ならぬ「笑訴」と掲げたという。もっと魅力的な島にするために。その姿勢に共感する。(慶田盛伸)

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