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社会学者で自らもデモなどに…

 社会学者で自らもデモなどに積極参加する慶應義塾大学教授の小熊英二さんが「社会を変えるには」(講談社現代新書)の「おわりに」にこう書いている▼運動とは、広い意味での、人間の表現行為です。仕事も、政治も、芸術も、言論も、研究も、家事も、恋愛も、人間の表現行為であり、社会を作る行為です。それが思ったように行えないと、人間は枯渇します▼続けて▼「デモをやって何が変わるのか」という問いに、「デモができる社会が作れる」と答えた人がいましたが、それはある意味で至言です。「対話をして何がかわるか」といえば、対話ができる社会、対話できる関係が作れます。「参加して何が変わるのか」といえば、参加できる社会、参加できる自分が生まれます▼石垣市住民投票を求める会(金城龍太郎代表)のメンバーら50人が19日、平得大俣への陸上自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票の、市自治基本条例に基づく実施を求めて提訴した。金城代表らは対話による解決をと求め続けてきたため、対立のイメージがある訴訟にはためらいもあったが、「署名者の勇気、思いを、今度は司法の場に届けたい」と決断した▼訴訟も運動である。参加できる社会と参加できる自分が生まれる手段であり、社会を変える手段である。(比嘉盛友)

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