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本紙1面の老人週間企画のタイトルにもある…

 本紙1面の老人週間企画のタイトルにもあるように、誰しも「生涯現役」でいたいものだろう。「収穫が一番楽しいよ」「三線が好き、唄も好き」「ひ孫皆の着物を織りたい」「子どもたちを守りたい」「小物雑貨作りが長年の趣味」「造船一筋『船を生らす』」。生き生きとしている様子が伝わってくる▼「船を生らす」は、筆者が取材した亀川裕さん(87)の言葉。漢字で分かると思うが、まらすと読み、方言で「産む」という意味だ。船を子どもに例えている。仕事への愛情が感じられる▼16歳で船大工の道に入った。当時は木造船。腕を磨き、伝馬船や突棒船もつくった。その後、繊維強化プラスチック船の時代になっていくが、昔とったきねづか、木造船の造り方を忘れはしない▼数年前に伝馬船の模型製作を依頼された際、図面はなかった。記憶を頼りに線を引き、材を組み合わせて完成させた。頭と体が覚えていたのだ▼年を重ね、自らの来し方を振り返るとき、「楽しかった」と言いたい。そしていま現在も楽しんでいたい。誰もがそう思う▼生涯現役の大先輩たちは戦争を体験し、戦後の混乱を乗り越えてきた。家族を大切にしてきた、仕事にまじめに打ち込んできた、日々を一生懸命生きてきた|。そんな歩みが行間からうかがえた。(比嘉盛友)

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