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竹富町議会9月定例会一般質問 農地転用に慎重な姿勢

県側、農振除外見直しで

 9月定例竹富町議会(新田長男議長)一般質問最終日は19日、上盛政秀、渡久山康秀、那根操の3氏が登壇した。現在、町が農用地区域の農振除外総合見直しに向け県と予備調整している申請農地24件のうち2件の調整が難航している。同農用地には第1種農地も含まれ、県側が農地転用に慎重な姿勢をみせている。上盛氏の質疑。那根氏は、西表漁港の製氷貯氷施設の老朽化を指摘。使用に支障をきたしているとして、早期取り換えを求めた。

 農業振興地域内の農用地区域の変更(除外・編入)は、おおむね5年に1度の総合見直しで審議する。町は、2014年度以降に公民館などから農振除外申請のあった24件を県へ申請するため準備を進めている。除外後は集合墓地、複合型施設などの公共施設、駐車場として活用の予定。

 町によると、県は事前協議前の予備調整の段階で小浜製糖工場季節工員宿舎予定地を含む2件の農用地変更に難色を示している。

 同予定地は民有地の第1種農地。原則、農振除外は不可能だが、公共性の高い事業等の場合は許可されることもある。

 答弁で登野盛恒雄産業振興課長は、工員宿舎整備について「地域の農業振興に資することや代替用地がないことを県に訴え、理解を求めていく」と答えた。上盛氏は「厳しい条件が緩和され、工員宿舎建設計画がスムーズにいくよう県と進めてほしい」と強調した。

 西表漁港施設は1999年度に整備され、町から委託を受け祖納公民館が管理している。このうち、製氷貯氷施設は耐用年数13年を過ぎ、故障も発生。現状を踏まえ登野盛課長は「更新について検討が必要」と述べた。同施設は1回につき500円で30㌔の氷を販売。2018年度は、6万6360㌔、110万円の販売実績があった。

 那根氏は、漁港周辺の美化活動への支援も求め、「手押しの歩行式草刈り機の購入費用を負担できないか」と要望した。

 渡久山氏は、上原地区の農業集落排水事業についてただした。登野盛課長は、これまで事業導入に向け住民説明会や同意の取り付けをしてきたが、県農村整備事業費の大幅な減額、採択基準の所要件変更などにより、事業採択に至らなかった経緯を説明。「事業の見直しについて、庁舎内の関係課で検討し、早い段階で方向性を定め、住民へ説明したい」とした。

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