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「地域に根差した国際理解教育」を…

 「地域に根差した国際理解教育」をテーマにした教員免許状更新講習が7月、石垣市内で開かれた。受講した先生たちが担当の野入直美琉球大学准教授(社会学)から課されたのは、国際理解をテーマにした授業プランを作成せよというもの▽八重山農林高校の大城和泉先生(32)は、異文化を読み込んだとぅばらーまを取り上げた。ハワイや台湾とのかかわり抜きに理解できない歌や、チュニジア出身者が歌った作品が並ぶ▽大城先生のおばあさんは字石垣出身。農作業を終えると、とぅばらーまを歌いながら家に帰ってきたという世代だ。「体験や思いを即興で歌うから、とぅばらーまはおもしろい」と話していたことがあるという。ならば、異文化を感じさせる作品もあるのではないかと、大城先生はとぅばらーまの歌集をめくっていった▽歌人の故・崎山まつさんは台湾疎開の体験を基に、家族への思いを歌っていた。今年の作詞の部で優秀賞となった嵩本安意さん(81)の作品も台湾で体験した疎開がテーマだ▽教員免許状更新講習では、八重山の開拓や八重山で暮らす海外出身者のことも取り上げられた。大城さんは「いろんな人が耕して、戦後の八重山がある」と話す。伝統の「とぅばーらま」も多様な人々の存在を吸収し、不断の更新を続けている。(松田良孝)

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