八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

市民防災訓練に2200人参加

市民防災訓練で避難してきた親子を手助けする生徒ら=1日午前、大浜中学校

市民防災訓練で避難してきた親子を手助けする生徒ら=1日午前、大浜中学校

津波襲来、迅速避難課題に

 石垣島南方沖の強い地震による大津波を想定した石垣市市民防災訓練が1日、大浜中学校をメーン会場に各地で行われた。各避難所から市防災危機管理室に入った報告によると、市民2200人が参加、一時避難場所への経路と時間などを確認した。大浜地区では住民255人が参加したが、大津波警報発令から津波到達までの7分以内に大浜中に避難できたのは31%の79人と少なく課題を残した。

 訓練は午前10時、石垣市で震度6弱を観測する地震が発生、同3分に八重山地方に大津波警報が発令され、5㍍以上の津波が襲来するとの想定。防災機関や自治会、自主防災会など24機関が実施した。

 警報が発令されると、防災無線、防災情報一斉メールで情報を伝達、上空から第十一管区海上保安本部石垣航空基地のヘリが避難を誘導した。

 メーン会場の大浜中では生徒386人、職員30人、住民255人の計671人が参加。生徒たちは2、3階に避難した後、避難してくる高齢者や幼児ら災害弱者を3年生が上階に避難させる手助けを行った。防災展示、自動体外式除細動器(AED)取り扱い、傷病者搬送、消火器消火、消火栓操法、炊きだしの各コーナーも体験した。

 大浜自主防災会の東盛宗治副会長は終了式で「住民255人のうち176人が想定した7分以内に避難できず、津波にのみ込まれる可能性がある。今回の訓練を生かして自分の命は自分で守るようにしてほしい」と呼び掛けた。

 知念和花生徒会保健体育委員長は「避難の仕方、消火器での火の消し方などを教えてもらい、いい体験になった。この体験を生かして災害時にも対処できるようにしたい」と話した。

 石垣安志教育長は講評で「自分の身を守る自助、それから互いに助け合う共助が訓練には取り入れられており、3年生が支援に回る様子をみて成果を感じた。訓練をいざというときの備えに生かしてもらいたい」と期待した。

 市中央運動公園では自衛隊のヘリコプターで小浜島から石垣島、石垣島から宮古島にそれぞれ搬送する訓練もあった。

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

関連するニュース

  • 関連するニュースはありません。

ページ移動

キーワード検索フォーム