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入域料徴収スタート

券売機で入島料券を購入する観光客ら=1日午前、ユーグレナ石垣港離島ターミナル

券売機で入島料券を購入する観光客ら=1日午前、ユーグレナ石垣港離島ターミナル

全国初、竹富島の環境保全

 【竹富】竹富島を訪れる人から任意で1人当り300円の入域料(入島料)を徴収する業務が1日から始まった。地域自然資産法を活用した全国初の入島料は、ユーグレナ石垣港離島ターミナルと竹富東港ターミナルの券売機で納入。生態系と農村集落景観の保全・再生、開発業者に渡った土地の買い戻し資金に充てる。1975年ごろ浮上した入島料導入計画、40年余の月日を経て島民の念願がかなった。内盛正聖竹富公民館長は「協力してくれる皆さんの気持ちを無駄にせず、人と自然が共生できる島の環境づくりに努力したい」と決意を語った。

 入島料は、祖先より受け継ぎ育んできた竹富島の自然、祭事、習慣、伝統工芸、町並みを来島者と協働で未来へつなぐため、徴収額の3分の2を環境保全活動や財団運営費、残りをトラスト活動に充当。保全活動は▽海浜清掃▽ごみ問題解決▽白砂道の補修と清掃▽外来種の駆除と処分|など24項目を掲げる。

 徴収開始のセレモニーで事業実施主体の竹富町を代表して、西大舛郄旬町長は「島の自然環境をいかにして守り、100年後まで受け継いでいくか。皆さんと一緒に日本一の竹富島をつくっていきたい」と事業開始に感謝した。

 観光客や関係者らは午前9時石垣発のフェリーに乗船。竹富では、多くの島民らがガーリーで盛大に出迎えた。

 保全活動の一環でもある防風林の植樹をゆがふ館前で、西大舛町長や竹富島地域自然資産財団の上勢頭篤理事長たちが行った。

 上勢頭理事長はあいさつで「『島に来て良かった』と言われるよう協力金を活用したい。今こそうつぐみの精神が発揮される。島の自然環境を末永く守っていこう」と呼び掛けた。

 石垣島で入島券を購入した坂本亮一郎さん(38)は、群馬県から家族3人で来島。入島料について「事前にニュースなどで知っていた。島の自然を守るためなら、やるべきだと思う。協力したい」と理解を示していた。

 竹富東港ターミナル内では、徴収開始キャンペーンとして入島料券を提示した人に手作りのしおりや草玩具をプレゼントしている。

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