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竹富島 来月から入島料収受

竹富島への入島料金などに関する覚書を手にする西大舛高旬町長(中右)と上勢頭篤理事長(同左)ら=21日午後、竹富町役場

竹富島への入島料金などに関する覚書を手にする西大舛高旬町長(中右)と上勢頭篤理事長(同左)ら=21日午後、竹富町役場

300円の協力求める 2カ所に券売機設置

 竹富町(西大舛高旬町長)と一般財団法人竹富島地域自然資産財団(上勢頭篤理事長)は21日、地域自然資産法に基づく全国初の入島料(入域料)の収受を9月1日から竹富島で行うと発表した。入島料券売機をユーグレナ石垣港離島ターミナルと竹富港ターミナルに設置、300円の協力を求める。町から委託された同財団が主体となって徴収、協力金を財源に自然環境保全活動などを行う。町と同財団の代表らが役場内で会見、「竹富島を訪れる方々とともによりよい地域にしていきたい」などと決意を語った。

 町民らを除くすべての入島者を対象に任意の協力を求める。▽生態系と農村集落景観の保全・再生▽調査研究・技術継承・人材育成などの地域自然環境保全事業▽法人運営費▽収受業務|にかかる費用に充てられる。

 さらに入域料で徴収した金額の3分の1を、土地の買い戻しなどのトラスト事業に充当することも可。トラスト活動では、土地開発を防ぎ、自然生態系と農村集落景観の保全・再生につなげる。入島料以外に全国から寄付金も募る。

 西大舛郄旬町長は「全国初とあって協議会の立ち上げから丸2年かかったが、竹富島をモデル地区としたい。この活動によって竹富島をますます発展させ、竹富島の動向を見ながら他島への導入を検討したい」と語った。

 上勢頭理事長は「先人が苦労して築いた生活の営みが竹富島の町並みとなっている。先人の思いを形として残し、環境を守っていきたい。竹富島を訪れる方々に入島料を払っていただき、ともに竹富島を守っていきたい」と協力を呼び掛けた。

 竹富公民館の内盛正聖館長も「財団と車の両輪となって元の農村集落景観を取り戻したい。外部資本の土地を買い戻し、子や孫に渡していきたい」と述べた。

 同島では、これまで公民館が主体となって自然・文化保全活動に取り組んできたが、人材・財源面で限界があるとして、同法に基づく事業展開を要望、地域自然資産地域計画をまとめた。

 町は当初、徴収業務を船会社に委託して4月に収受を開始する予定だったが、人手不足や業務の煩雑さを理由に同意が得られず断念、同財団に委託し券売機で収受する方向に転換した。

原則徴収免除の対象者

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