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食品ロス削減、広がる支援 フードバンク

多くの市民らから137点46㌔分の食品寄贈を受けた=17日午後、石垣市健康福祉センター

多くの市民らから137点46㌔分の食品寄贈を受けた=17日午後、石垣市健康福祉センター

フードバンク事業に賛同し、食品を寄贈する市民ら=17日午後、石垣市健康福祉センター

設置2カ月で寄贈55㌔

 八重山初の食品ロス事業を始動させた一般社団法人サポートセンターHOPE(山里世紀子代表理事)の独自事業、「フードバンクやいま」に支援の輪が広がっている。同取り組みは6月20日にスタートし、約2カ月間で食品55㌔分の支援があった。今後、大手スーパーの協力を得て、支援の幅を広げたい考え。

■毎週木・土曜

 フードバンク事業は、毎週木・土曜日に石垣市健康福祉センターで実施。米や賞味期限切れまで1カ月未満のレトルト食品、缶詰などを中心に寄付を募り、食料を必要としている家庭などに届ける取り組み。

 「ほんのちょっとだけど、いいですか」。17日、市民が次々に市健康福祉センターを訪れ、14件46㌔分(137点)の食品を寄贈。旧盆行事での贈答品や、台風対策で購入したラーメンに米など、多くの食品が寄せられた。

 缶詰やカップ麺を寄付した市内在住の40代男性は、「いい取り組みだと思う。食糧難の所に届いてほしい。あまり無理なく持っていけるので寄贈しやすい」と話した。

■企業の協力ゼロ

 事務局によると、17日までに3個人1団体から合計9㌔分の支援を受けた。食品はその後、高齢者夫婦に米と缶詰、県外から移住した若い夫婦にレトルト食品を提供してきた。

 事務局を務める岡崎文代さん(54)は、「立ち上げてよかった。本当に食品を必要としている人がいる。一品でも多くの人に持ち寄ってもらったら、すごい量になる」と支援に感謝した。

 現時点で個人の支援者は多いが、企業の賛同は得られていない。

 岡崎さんによると、これまで市内の5店舗に協力を求めてきたが賛同企業はゼロ。「食品ロスでの(食品)削減は、減税対象になることを強調していきたい」と意気込んだ。

 乾麺に玄米などを届けた仲吉隆子さん(57)=大川=は、「企業が参加しないのは、まだ意識が低いからなのかもしれない。沖縄県は特に貧困率が高い。この現状を知ってもらうことが大事」と企業が協力する必要性を述べた。

 問い合わせは「フードバンクやいま」(87ー0732)まで。

  • タグ: フードバンク食品ロス
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