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家族の診察予約日に暴風警報が出て病院が休診…

 家族の診察予約日に暴風警報が出て病院が休診に。薬が当日分までしかなく担当医と連絡がとれるのか救急窓口で相談してきてと頼まれた▼台風接近というのに病院はお盆の帰省で混むターミナルのよう。案内係が配置されていて順序よく受け付け、担当医にも会え薬ももらえた▼待合室で久しぶりの知人に会った。「まもなくお盆ですね。何かと大変でしょう」と声をかけたら「ごめんなさい、うちは、信仰の関係で祖父母の代からお盆なし、嫁ぎ先も同様で経験したことないんです。この時期は家で静かに過ごしています」「一度は体験したい」とも▼そういえばわが家も幼少時はお盆がなくお盆のあるよその子がうらやましかった。送り日によその門口に出される果実やお菓子は近所の大きな兄ちゃんたちが見張っていて手が出せなかった。そこで父に「うちでもお盆をしよう」と訴えた。「位牌(いはい)と仏壇が無いとお盆はできないよ。位牌も人が亡くならないと作れないんだよ」「だったらお父さんが早く位牌なってよ」▼いつもなら冗談で切り返し笑いをとる父が真面目な顔をして「そんなに欲しいなら明日お盆を買ってくる。約束する」▼そんな訳でわが家のお盆は伊原間で死去した祖父の兄の位牌を迎え真新しい仏壇の購入で始まった。父は卒寿を全うした。(仲間清隆)

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