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県平均の2倍以上 八重山地区の脳内出血死亡率

八重山保健所館内の脳内出血死亡率

八重山保健所館内の脳内出血死亡率

高血圧の未治療などが要因

 八重山3市町の脳内出血による死亡率が県の2013~17年の調査で男女とも県平均の2倍以上と高く、県内5保健所管内で最も悪くなっていることが5日、分かった。血圧や生活習慣に問題を抱えていることが発症数の増加要因と指摘されており、八重山保健所では生活習慣の改善とともに「健康診断を受け、高血圧などがあれば治療し重症化を防いでほしい」と呼びかけている。

 八重山保健所によると、1980年代後半ごろから県全体の脳内出血による死亡率は全国平均を上回り、八重山の死亡率も1998年ごろから右肩上がり。

 県の調査では、平均死亡率を100とした場合、直近の2013~17年で八重山地区は男性221.9、女性218.4と5保健所管内で唯一、県平均の2倍超となっている。

 11~15年の調査時の男性250.2、女性277.4とくらべて若干改善しているものの、08年以降死亡率が高い状態が続いている。

 要因の一つとして挙げられているのが高血圧の未治療。八重山3市町の17年度特定健診受診者のうち「高血圧Ⅱ度」(血圧が上160、下100)以上と診断された人の約6割が治療につながっていない。

 八重山管内の50人以上事業所の定期健診結果では、約7割の人が有所見と診断され、治療などが必要とみられている。

 さらに特定健診の未受診者が約半数にのぼっており、受診率アップが根本的な課題として残っている。

 八重山の脳内出血による死亡率については、国際医療福祉大学大学院の17年調査で男女ともに全国ワーストと報じられた。従来、塩分の多い食習慣や寒い土地柄から東北地方に脳出血が多いと言う定説を覆し、関係者に衝撃を与えた。

 県は今後、医療機関などと連携し、八重山で脳出血者が多い要因を分析、対策を検討するとしている。

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