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酷暑が続く。焼け付く太陽と炎熱の下の島々…

 酷暑が続く。焼け付く太陽と炎熱の下の島々である。梅雨が明けた日本列島では、全国200を超える地点で気温35度以上を記録し、熱中症で死亡などのニュースが続く▼74年前の原爆さく裂の瞬間、すさまじい熱線と爆風にさらされた広島、長崎の人たちは、比べようがないほどの熱さだったに違いない。きょうは広島、9日は長崎原爆忌▼子らが大学、高校生の頃、家族旅行で広島を訪ねた。目指すは平和記念資料館。改めて気付かされる知ること、学ぶことの大切さ。写真や証言、実物展示が伝える被爆の惨状に、誰もが「あの日」に連れていかれる。原爆は無差別に人々の生命を奪い、生き残った人たちの人生を変えた▼広島は川のまち。あの日、6本の川に多くの人々が水を求め、あるいは迫りくる火から逃れ、折り重なって命を絶たれた▼想像するほどに、核兵器の恐怖を思う。米ロ中距離核戦力全廃条約が2日失効した。「核なき世界」はまた一歩後退した。唯一の被爆国日本は、核兵器禁止条約批准にさえ後ろ向きだ▼広島は陸軍の、長崎は海軍のそれぞれ「軍都」だった。歴史に学ぶ。軍事拠点は攻撃の対象になる。その拠点化が南西諸島で進む。島々と子どもたちの未来を思えば、何一つ不安や懸念は残したくない。あれこれともの思う夏の日である。(慶田盛伸)

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