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各御嶽でオンプール 来夏世の稔り願う

神酒を振る舞う儀式、ミシャグパーシィ。掛け合いの歌で神酒をたたえる=25日午前、米為御嶽

神酒を振る舞う儀式、ミシャグパーシィ。掛け合いの歌で神酒をたたえる=25日午前、米為御嶽

四カ字、きょうムラプール

 ことしの五穀豊穣(ほうじょう)に感謝し、来夏世の世果報(ユガフ)を祈願する豊年祭のオンプールが25日、四カ字で行われた。各御嶽では神司が供え物をしてニンガイ(祈願)を行い、役員らがミシャグパーシィ(神酒囃子)で恵みの神酒をはやしたたえて来夏世の稔(みの)りを願った。旗頭や太鼓、舞踊などを奉納、優良農家の表彰も行った。ムラプールは26日午後3時半から、真乙姥嶽で行われる。

 八重山の稲作伝来の地とされる米為御嶽(イヤナスオン)では登野城字会(玉城学会長)が午前10時から神事を行った。

 玉城会長が「神々の厚恩のもとに五穀豊穣の世果報を迎え、生きる喜びを賜りしことを万人ともどもに深く感謝する。願わくば、来夏世でも字民が心豊かに諸行に励み無病息災にして喜びと希望に満ち満ちた平和でいやさかの年であるよう祈願申し上げます」と御嶽に向かって祈願文を読み上げた。

 この後、来場者へのあいさつで「神司に祈願してもらったところ、くじにより神は喜んで受けていただいたとの報告を受けた」と伝えた。

 ミシャグパーシィでは、給仕役の4人が歌いながら木製の皿に神酒を注ぎ、長老や旗頭保存会の役員らに振る舞い、「豊かな年の神酒はまことにおいしく、香りよくできている」などと掛け合いで豊作に感謝した。

 大和田典男責任者と中高生による太鼓、川平孝子会長ら婦人会メンバーによる巻き踊りの奉納があった。

 米為御嶽は、八重山に稲作を伝えたとされる兄タルファイ、妹マルファイのうちマルファイの墓とされ、のちに稲作を伝えた神として信仰されるように。兄妹は安南(ベトナム)のアレシンから稲種子を持って来島。小波本原に居住、水田を開き、島民に稲作を指導したと伝承されている。

  • タグ: 豊年祭オンプール米為御嶽(イヤナスオン)
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