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おぞましいニュースが続く。何をどうすれば…

 おぞましいニュースが続く。何をどうすれば、これほどまでの憎悪が生まれるのか。アニメ制作の京都アニメーションを襲った凶行である。涼し気な名を持つ男によって放火され爆発炎上、社員の若者ら34人が犠牲となった▼現代日本は経済やハイテク技術によって世界に認められているわけではない。アニメや「カワイイ」が「クール」で憧れらしい▼物語の背景に精緻に写し取られた実在の地は「聖地」と呼ばれ、ファンが巡礼する。その京アニを一方的な恨みで襲った事件に、世界が悲しみと怒りに震えている▼海の向こうでは、大統領が民主党の非白人女性議員に「もといた国に帰れ」発言を連発し、熱狂した支持者が大合唱している。いかな選挙戦略とはいえ、対立と分断、人種差別的な憎悪を利用するのはいかがなものだろう。先住民からすれば、白人こそ不法移民の侵略者。憎悪は何も生まない▼縁もゆかりもない人々を襲う事件が後を絶たない。沖縄では高齢の母親を中高年の息子があやめる事件が連続した。日頃の鬱積(うっせき)や不満が募るほど深くなる心の闇▼旧暦六月。村々、島々の繁栄と安寧、来夏世を乞い願う豊年祭シーズンがピークを迎える。その祈りの心に憎悪とは対極の、まっさらで豊かな世界を見る。永遠に継承したい地域の誇りである。(慶田盛伸)

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