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体験談を基に平和劇 小浜小中が平和集会

平和集会で、練習してきた平和劇を披露する中学生たち=20日、小浜小中学校(同校提供)

平和集会で、練習してきた平和劇を披露する中学生たち=20日、小浜小中学校(同校提供)

沖国大米軍ヘリ墜落事故

 小浜小中学校(漢那ひとみ校長、児童36人、生徒16人)は同校で20日、6月の平和月間の締めくくりとして平和集会を開いた。沖縄国際大学に米軍ヘリコプターが墜落した事故の体験談を基に、中学生全員でシナリオを作成し平和劇にチャレンジした。

 平和月間で小学校は、戦争に関する絵本の読み聞かせや平和の詩の練習などを行い、中学校は総合的な学習時間や道徳の時間を通して、戦争の悲惨さやこれからの自分にできることを考えた。

 中学生の平和劇は、15年前に米軍ヘリ墜落事故を目の当たりにした教諭2人の体験談を基に作成。2教諭は現在、小浜中学校に勤務。小学生はこれまでの練習してきた「戦争を知らない子どもたち」を透き通った声で合唱した。

 中学2年の須貝壮慶君は「劇の中で沖縄は唯一地上戦が行われたことや、マラリアで多くの人が亡くなったと聞いて悲しくなった。戦争は絶対してはいけないものだと改めて思った」、中学3年の石垣妃菜さんは、「戦争なんかで死者が出ない世界になってほしい。そのためにも、家庭、友達、地域との関係で平和に暮らしていきたい」と感想を述べた。

 玉城智美教諭は、「沖縄国際大学のヘリ墜落事故の話をすることで、遠い昔の話のように感じていた戦争について身近に感じたことを生徒の発言から感じられた」「平和な社会をつくっていくために、自分たちは何をしなければならないのかを考える機会にしてほしい」と求めた。

 漢那校長は児童に対し、「大切な命を守るために私たちにできることはただ一つ『戦争は絶対にしてはいけないよ』と私たちの言葉で訴え続けること」と呼び掛け、「平和とは『他人の心の痛みが分かる心を持つこと』」と話した。

  • タグ: 小浜小中学校平和集会
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