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ハサップ年度内導入へ 香港見据え施設も整備

今年度内にハサップ導入の見通しとなっている八重山食肉センター=21日午後

今年度内にハサップ導入の見通しとなっている八重山食肉センター=21日午後

八重山食肉センター

 ㈱八重山食肉センター(代表取締役社長・中山義隆石垣市長)で進められている、食の安全性を確保するための衛生管理方式ハサップ(HACCP)の導入に向けた取り組みが最終段階を迎えている。昨年夏から作業を開始、これまでに導入に必要な7原則12手順を80%クリアしており、今年度内にはすべて達成する見通し。香港向け出荷に向けても、年度内での病畜棟建設を予定するなど準備を進めていく。

 ハサップは原材料の受け入れから最終製品までの各工程ごとに、微生物による汚染、異物の混入などの危害を予測した上で、危害の防止につながる特に重要な工程を継続的に監視・記録する工程管理の手法。

 センターは担当者1人を配置し、チームの編成から安全管理上の特徴を示す説明書の作成、製造工程一覧図の作成と現場確認を経て▽危害要因の分析▽管理基準▽モニタリング方法▽改善措置▽検証方法▽記録と保存方法一の設定などに取り組んでいる。年度内にはこれらの手順に沿った衛生管理手法が確立され、衛生管理の最適化、見える化が可能となる。

 一方、香港への出荷に向けては、これとは別に健康上、異常が疑われた成体を処理する病畜棟が必要となっており、センターは市の補助を受けて敷地内に整備する。香港はアメリカ、カナダと同様、世界で厳しい基準を持っている。香港が求める条件を満たすと畜施設として厚生労働省が認可した施設で処理された牛肉のみ輸出が可能となっている。

 認可されると、県内では唯一、牛肉の海外出荷が可能な施設となるため、センターでは「県内から香港などに出荷される牛を処理加工できるため、と畜頭数の増頭につながり、経営を安定させることができる」と期待する。

 センターは病畜棟完成後に、条件クリアに向け準備を進めていくが、ハードルが高いことから申請時期のめどは立っていないという。

  • タグ: 衛生管理方式ハサップ(HACCP)八重山食肉センター
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