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与那国ー台湾、高速船就航目指す

来年度、実証実験を計画

 【与那国】町は、与那国ー台湾間の高速船就航に向けた実証実験を来年度に計画している。高速船で与那国島と台湾を結ぶ計画は、2005年3月策定の「与那国・自立へのビジョン」に盛り込まれた国境交流特区構想で目指したが、実現には至っていない。今回の実験には一括交付金を活用する。町企画財政課によると、現在、内閣府に計画を申請しており、来年度に実施にこぎつけたい、としている。

 実証実験では、町と姉妹都市を提携する花蓮との航路が候補に挙がっており、片道約150㌔を2~3時間で運航することを見込む。船舶会社については台湾や本土を含め選定中。

 八重山観光は、石垣市にけん引されて活況を呈しているが、入域観光客数137万人のうち与那国島への入域客数はわずか4万人にとどまっている。

 町は、持続可能な観光地の実現に向けて主要観光施設の整備やキャッシュレス化、公衆無線LANの設置など受け入れ態勢の整備を進めており、台湾との交流でさらなる観光振興につなげる考えだ。

 町は平成大合併の際、住民投票で自立を選択。これを受け、05年3月に自立へのビジョンを策定、目玉の国境交流特区構想案を06年10月に構造改革特区提案として内閣府に提出した。構想案には花蓮間の直行便就航、団体旅行客のノービザ入国の実現、物流の自由化拡大などを盛り込んだが、認められなかった経緯がある。

 今回の実証実験について小嶺長典企画財政課長は「特区申請の時は物流を含めて計画したが、国から許可が下りなかった。今回の実証実験の実現性は非常に高い」と手応えを感じている。

 外間守吉町長は18日、与那原繁氏の一般質問で「まだ入り口の前の段階だが、入国管理局からも事務所をつくれないかと打診がある」と明かした。

  • タグ: 与那国台湾高速船
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