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一体いつからこの国は、お年寄りにこうも冷淡…

 一体いつからこの国は、お年寄りにこうも冷淡になったんだろう。誰もが必ず年を取る。それを忘れたようだ▼金融庁が人生100年時代を見すえた資産形成、老後の準備を促す報告書をまとめた。長寿化によって定年退職後の人生が延びるため、95歳まで生きるには夫婦で2000万円の貯金が必要になるとの試算を示した▼つまり年金だけでは不足しますよ、その時になって国を頼りなさんなよ、と。自助努力のみならず自己責任をにおわせているから腹立たしい。小泉政権下で「年金100年安心プラン」をうたってからまだ15年。せっせと年金を払ってきた国民を不安にさせてどうする。若い世代はますます安心できない▼現在の60代の4人に1人は95歳まで生きると推計される。百寿者はもうすぐ10万人を超え、やがて高齢者の5人に1人が独り暮らしになる。ガンは治る病気になり、代わって認知症が国民病になるという▼誰だっていつかアクセルとブレーキを踏み間違える日がくる。運転免許を返納すれば買い物難民。寝たきり、老々介護。大切な家族の顔を忘れてしまう。貯金の有無にかかわらず誰もが予備軍。「明日はわが身」の自覚と、国の責任が欠落している▼幸せって何だっけ。あれこれ考えつつ、せめて今日も一日、笑って生きるとしますか。(慶田盛伸)

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