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地球温暖化に警鐘 大雨の回数倍増も

与那国島の二酸化炭素濃度の変化

与那国島の二酸化炭素濃度の変化

石垣島地方気象台 リーフレット作成

 石垣島地方気象台は4日までに、地球温暖化への理解を深めてもらおうと、八重山地方の21世紀末(2076~95年)の気温と降水の予測などをとりまとめたリーフレット「もう始まっています!地球温暖化」~八重山地方版~(http://www.jma-net.go.jp/okinawa/data/kiko/leaflet_yaeyama.pdf)を作成、活用を呼び掛けている。このまま温暖化が進んだ場合、これまでほとんどなかった猛暑日が頻発し、大雨の回数も倍増すると予測している。

 今冬(2018年12月~19年2月)は、八重山地方各地で観測史上最も暑くなっていたことが分かっている。平均気温は石垣島で21.3度、西表島で20.8度、与那国島で20.7度と平年値をそれぞれ2.1度、1.9度、1.7度上回り、統計開始以降、最高値を記録した。

 二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスの増加に伴い、沖縄地方でも温暖化が確実に進行しており、石垣島地方気象台の100年以上の観測データからもこの傾向が表れている。

 気象庁は与那国島、綾里(岩手県)、南鳥島(東京都)の国内3カ所で二酸化炭素などの温室効果ガスを観測、与那国島でも年々、二酸化炭素濃度が高まっている。

 気象台によると、石垣島では平均気温は100年あたり約1.2度の割合で上昇、最高気温と最低気温もこれに比例。21世紀末には各地で平均気温が約3度上昇すると予測しているため、最高気温35度以上の猛暑日が21世紀末には各地で表れるようになり、多いところでは約70日になると予測。

 雨量については、滝のように降る雨(1時間降水量50㍉以上)の回数が年ごとに大きく変動しているが、これまでの観測データを平均すると全国平均の約6倍。20世紀末には1地点当たり年間約1.2回から約2倍になると見込んでいる。

 一方、日降水量が1㍉未満の雨の降らない日も約5日増加すると予測されており、渇水リスクが高まる可能性がある。

 気象台では「地球温暖化がこのまま進むと、農林水産業への影響、熱中症の拡大、災害の増加、渇水などが心配されるようになる。省エネルギーに努めるだけでなく、温暖化を見越した対策が必要になってくる」としている。

  • タグ: 石垣島地方気象台地球温暖化
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