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狂犬病の予防を 各地区で集合注射始まる

2日から始まった石垣市の2019年度狂犬病予防集合注射。飼い主が連れてきた愛犬に獣医師が注射をする=2日午前、石垣市中央運動公園内

2日から始まった石垣市の2019年度狂犬病予防集合注射。飼い主が連れてきた愛犬に獣医師が注射をする=2日午前、石垣市中央運動公園内

石垣市の狂犬病予防注射実績

石垣市 16日まで

 2019年度狂犬病予防集合注射が2日、石垣市内で始まった。16日まで各地区で実施される。人や動物が発症するとほぼ100%死亡するため、狂犬病予防法は飼い主に飼い犬の登録と、毎年1回の狂犬病予防注射を義務づけている。石垣市に登録された犬は3月末現在、3336頭いるが、注射率は50%にも届いておらず、市環境課は「この機会に近くの会場で予防注射を受けてほしい」と呼び掛けている。

 狂犬病は、狂犬病ウイルスを保有する犬、ネコなどの野生動物にかまれたり、引っ掻かれたりしてできた傷口から侵入、発症する人獣共通の感染症。日本では1958年以降発生はないが、周辺国を含む世界のほとんどの地域では依然として発生しているため、万一の侵入への備えとして予防注射を確実に行うことが必要となっている。

 全国の注射率は71・4%(2017年度末現在)と70%を超えているが、沖縄は50・5%(同)と都道府県別で最低。石垣市は17年度で49・8%、18年度で47・2%と県平均をも下回っている。

 市環境課によると、ペットショップなどで注射を受けた場合には報告がないため数字を把握できず、連絡するよう呼び掛けている。犬の登録では、死んだ場合にも報告が必要となっており、電話でも受け付けている。

 初日の集合注射は市中央運動公園で午前9時半から2時間行われ、94頭が注射を受けた。愛犬の「マルチネス」に受けさせた徳山まゆみさん(23)=新川=は「6年間飼っているが、毎年受けている。飼い主が責任をもって受けさせてほしい」と話した。

 八重山獣医師会の大原美裕獣医師は「注射率が7割を切っていると、万一外国から狂犬病ウイルスが侵入した場合、感染が広がる可能性がある。1頭でも感染した犬がいると観光客は一切来ないだろう」と注意を促している。

 同法は▽飼い犬を登録していない▽飼い犬に予防注射を受けさせていない▽飼い犬に鑑札や注射済票を装着していない|所有者を20万円以下の罰金の対象としている。

 集合注射の日程は、飼い主にはがきで通知しているほか市の広報紙6月号にも掲載されている。会場では犬の登録も受け付けている。問い合わせは環境課(82-1285)。

  • タグ: 狂犬病予防
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