八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

プラごみをアートに 観光客参加で30日から

観光客参加型のアートプロジェクト「YAMANEKO 530 ART(ヤマネコゴミゼロアート)」の開始をPRする竹田尚志代表(右)と仲程長治さん=28日午後、県庁

観光客参加型のアートプロジェクト「YAMANEKO 530 ART(ヤマネコゴミゼロアート)」の開始をPRする竹田尚志代表(右)と仲程長治さん=28日午後、県庁

設置予定のボックス。等身大サイズのイメージ=28日午後、県庁

石垣港離島ターミナル 西表島の自然次世代へ

 【那覇】西表島の自然と文化を守り、次世代へつなぐことを目的としたプロジェクト「Us 4 IRIOMOTE(アス・フォー・イリオモテ)」の竹田尚志代表とシネマトグラファーの仲程長治さんが28日午後、県庁で会見し、観光客参加型のアートプロジェクト「YAMANEKO 530 ART(ヤマネコゴミゼロアート)」を石垣港離島ターミナル内で30日から開始することを発表した。西表島など八重山諸島を訪れた観光客ができる範囲でプラスチックごみを持ち帰り、ソーシャルアート作品を作るという内容で、竹田代表は「観光客が(観光地を)きれいにして帰る事が実際にできる一歩の具体的な取り組み」と意義を語る。

 同ターミナル内の平田観光チケットカウンター横に設置する高さ83㌢、幅1㍍58㌢、厚さ10㌢ほどのアクリル製のボックスにプラスチックごみを入れると、積もったごみで透明部分のイリオモテヤマネコが徐々に彩られる仕組み。ごみがたまったらアートとして展示し、他言語解説を設けて国内外観光客に西表島と世界が直面する海洋プラスチックごみの課題を知ってもらう狙いもある。

 透明部分はカンムリワシなども考えているほか、活動に賛同するホテルや、役場などでの展示も視野に入れている。

 「Us 4―」のUsは「明日、私たち」、4は西表島のためにという「for」のほかに▽知ろう▽守ろう▽話そう▽残そう―の四つのキーワードを軸に自然保護や文化継承に向けてできることを考え、行動するという意味を込める。

 2017年夏に竹田代表が西表島を水牛の撮影で訪れた際、世界自然遺産登録に向けた動きや島民の思いを知ってプロジェクト発足を思い立ち、ことし4月15日(イリオモテヤマネコの日)に本格始動した。竹富町が後援している。

 竹田代表が日本法人代表を務めるキーン・ジャパン合同会社が4月12日に発売したイリオモテヤマネコの額の柄をモチーフにしたスニーカーの売り上げ10%をプロジェクトの資金として活用するほか、基金を創設して▽旅先の自然環境や文化に思いやりと配慮をもって観光する「エシカル・ツーリズム」の提唱、啓発活動▽西表島の動物・自然保護、文化継承を行う団体のサポート▽西表島を追ったドキュメンタリー映画の制作(20年公開予定)―などを行う。

 パートナー団体や企業との活動では西表島のガイド向けの講習会や子ども向けワークショップの開催、エシカルツアーなどを計画。エシカル・ツーリズムの実現に向けた提案を募る「グッドアイデア・コンテスト」の公募開始を7月に予定している。

  • タグ: YAMANEKO 530 ART西表島
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム