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麦の穂が黄金色に輝く「麦秋(ばくしゅう)…

 麦の穂が黄金色に輝く「麦秋(ばくしゅう)」は5~6月、ちょうど今頃の季語という。連休に旅した佐賀平野の田園風景にそれを思った。若い頃に見た、行けども行けども水田の眺望は、見晴るかす限り青々とした麦畑になっていた。米の減反政策はここまで来たかと思ったら違った▼麦は裏作で、収穫後直ちに田植えをし、ブランド米ヒノヒカリを栽培するという。麦の収穫量は、ビールや焼酎の原料となる二条大麦が全国1位、小麦が全国3位。勤勉で知られる佐賀人気質の表れ▼平田原の風景がいつもと違う。そろそろ一期米の収穫が近いのに、長雨で収穫が遅れた近くのサトウキビ畑でハーベスターが走り回っている▼水田活用で新たな動きもある。島産イグサの栽培を手掛け、6次産業化に取り組んでいるのは、市内の畳屋さんの三代目。そこだけ明らかに違う濃い緑色▼遊休水田の解消と生産規模拡大に取り組むのは、お米屋さんの息子さん。若い人たちが頑張る姿がうれしく思えるのは年を重ねた証しか▼伝統を守るための取り組みもある。昨秋の二期米収穫時に十数人の若者たちが機械を使わず、手刈りで汗を流しているのを見かけた。たぶん、新川青年会だろうか。この夏の豊年祭で大綱引きの綱にするのだろう。田園風景はなかなか奥深い。(慶田盛伸)

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