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宜蘭県で開かれたイベントで、お金もうけが…

 宜蘭県で開かれたイベントで、お金もうけがうまくない人に出会った。月桃を使ったアイテムの手作り・販売を手掛ける花蓮市の工房「月桃戲」の人たちだ▼会場では、与那国島の与那覇有羽さん(32)、桂子さん(34)夫妻がクバの民具を紹介していた。その様子は本紙13日付で報じたが、月桃戲の人たちは与那覇さんの作品に興味津々で、いくつか買い求めていた▼自分たちは自分たちで月桃のスマホケースや名刺入れ、しおりなどをブースに並べており、その売り上げをつぎ込んでいるようなのだ。「自分たちの商品が売れたら、今度は別のものを買いにくるね」と言い、その後、本当に買いにきていた。桂子さんは桂子さんで月桃のバッグをお買い上げだ▼売り買いの時の掛け合いを聞いていると、商売だけが目的ではないらしいことが分かってきた。与那覇さんが「月桃を使ったものは八重山にもある」と説明すれば、月桃戲の人が「それも台湾に持ってきてほしかった」と返している▼同じ方向性を持つ人同士で、相手の仕事に敬意を払う。そこに意思疎通のきっかけがもたらされていた▼「モノがあるから分かり合える」とは、民具を手にあちこち訪ねている与那覇さんならではの言葉。コミュニケーションは、言葉だけで成り立つものではなかった。(松田良孝)

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