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ゴルフ場計画 地域特性に配慮不十分

アセス方法書で知事意見

 【那覇】石垣島前勢岳北側で㈱ユニマットプレシャス(髙橋洋二代表取締役)=東京都港区=が計画するゴルフ場付きリゾート「石垣リゾート&コミュニティ計画」(仮称)の環境影響評価方法書について、県は26日付で22項目110件の知事意見を付けた。

 同社が▽前勢岳頂上付近のクラブハウスとホテルを建設すること▽名蔵アンパル・名蔵湾に事業の影響がないとの見解を示していること|について「必ずしも地域・事業特性に十分配慮したものであるとはいえない」と厳しい見方を示している。

 配慮書に対する知事意見を考慮して同社が▽ウガドゥーラの沢の保全による名蔵アンパルへの水量確保▽メインアプローチへの変更▽ハラツン岡遺跡の保存|について可能な限り実施するとした検討案を策定し、重大な環境影響の回避や低減に取り組んだことについては一定の評価をしている。

 一方、対象事業実施区域と周辺は前勢岳から名蔵湾へと一連のつながりを持った豊かな生態系が形成され、沢の水を用いた水田など農耕への利用、名蔵湾での漁業など自然の恵みを住民が享受しているとして「事業者は地域・事業特性を十分把握した上で、住民や事業者が自然の恵みを将来にわたり享受できるよう環境影響評価を実施する必要がある」と指摘。

 その上で「適切な環境保全措置を検討するとともに、特に前勢岳の照葉樹林、ウガドゥーラの沢、名蔵アンパル、名蔵湾については事業の影響を可能な限り回避・低減し、地域の生活・自然環境の保全に万全の措置を講じる」よう求めている。

 同計画は前勢岳北側の約122.6㌶に石垣島で唯一のロングゴルフ場を建設し、島内外の利用者を取り込み、リピーターを生み出すことを目的としている。

 同社は今後、知事意見を勘案して方法書に検討を加えた上で環境影響評価を実施し、準備書を作成することになる。

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