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竹教委 海洋教育推進へ

持続可能な開発のための教育などについて講演する日本ユネスコ国内委員会委員でもある及川幸彦博士=25日午後、竹富町教育委員会2階大ホール

持続可能な開発のための教育などについて講演する日本ユネスコ国内委員会委員でもある及川幸彦博士=25日午後、竹富町教育委員会2階大ホール

海洋教育について学ぶ町内の小中学校長や公民館長、PTA会長ら=25日午後、竹富町教育委員会2階大ホール

日本財団などの支援受け
持続可能な社会の創り手育成

 竹富町教育委員会(仲田森和教育長)が「2019年度海洋教育パイオニアスクールプログラム地域展開部門」(日本財団、東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センター、笹川平和財団海洋政策研究所主催)に採用され、今年度から3年間、年間700万円、計2100万円の補助を受けることが25日までに分かった。竹教委は6月に町海洋教育推進員会を設置し、1年かけて同教育基本方針を策定。これに基づいて環境や文化、産業など総合的な海洋教育を実施し、持続可能な社会の創り手の育成を目指す。

 同プログラムは、海洋教育の普及、質向上を目的に、同教育を実践する学校や教育委員会を支援するもの。

 今年度は▽町のルーツ、歴史、文化▽排他的経済水域等▽石西礁湖▽生物多様性▽町の水産業▽マリンレジャー▽ごみ漂着問題▽防災教育—など、海にまつわる17の項目を設定。これに基づき、各学校で地元行事への参加や漁業体験、体験ダイビングなどを実施する予定。2020年度から同教育基本方針に基づくカリキュラムを実施するほか、独自に副読本を作成し、21年度に活用する計画。大浜譲教育課長は「この規模の補助金を町教育委員会が受けるのはおそらく初。学びの幅を広げ、子どもたちに本物の体験を与えることができる。全小中学校で目指すべきところを同じくして取り組んでいきたい」と話した。

 海洋教育の実施に先立ち、同教委は25日午後、町役場2階大ホールで開いた町学力向上推進委員会(会長・仲田森和教育長)で、東京大学大学院教育学研究科付属海洋教育センターの主幹研究員であり日本ユネスコ国内委員会委員でもある及川幸彦博士による講演会を開き、及川博士は「竹富町の持続可能な未来を創る資質、能力の育成を目指して」と題して講演。町内の小中学校長や公民館長、PTA会長などへ、ESD(持続可能な開発のための教育)や、SDGs(持続可能な開発目標)などの概念、これらを踏まえた海洋教育の意義を提唱し「世界と地域がつながっているという視点を持ち、地域と協働して社会をつくる人材を育ててほしい」と呼び掛けた。 

 【ESD】

 Education for Sustainable Development。持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動。

 【SDGs】

 Sustainable Development Goals。2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2016年から2030年までの国際目標。

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