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八重山でジュゴン目撃

2000年以降の八重山におけるジュゴンの目撃情報

2000年以降の八重山におけるジュゴンの目撃情報

2005年7月、沖縄本島近海で撮影されたジュゴン(環境省提供)

親子で泳ぐ姿など11件
環境省が生息状況調査公表

 環境省のレッドリストでごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い絶滅危惧ⅠA類に指定されるジュゴンが石垣島や波照間島、西表島を含む南西諸島で2000年以降、親子で泳ぐ姿など11件の目撃情報があることが分かった。環境省が16日、南西諸島での生息状況に関する調査を公表した。

 国内では沖縄本島北部周辺に3頭のみが生息するとみられていたジュゴンだが、近年、生息状況の調査が実施されていない八重山や宮古など沖縄本島以外から情報収集するため、同省が14年ぶりに漁業者や海運・観光業者、環境保全団体、有識者、環境調査会社、行政担当者などから聞き取り調査を行った。

 2018年8月には、第11管区海上保安本部石垣航空基地所属のヘリコプターから親子と思われる2頭のジュゴンが波照間島近海で目撃されたほか、15年には名蔵湾でふんと思われるもの、13年から14年の春先から夏ごろには西表島の北の浜でシーカヤックでリーフ外に出ようとした島民により、ジュゴン1頭が目撃されている。

 このほかにも多良間島などで目撃例があり、2000年以降だけでも生きた個体5、死体2、はみ跡2、ふん2が目撃されている。

 環境省の担当者は写真など確実な証拠はないとしながらも「八重山周辺は以前、ジュゴンが生きていた場所で、生息には適した環境。今後も情報収集などにあたりたい」とし、ジュゴンらしき生物を見かけたら環境省など関係機関に情報を寄せてほしいと呼び掛けている。

 【ジュゴン】

 新城島では、人頭税の時代、琉球王府へ御用物として納めており、島にはジュゴンを祭った御嶽が二つ存在する。

 八重山では、1965年ごろまで、ときどき目撃されおり、67年5月10日付の八重山毎日新聞では、石垣島の漁師2人が2頭のジュゴンを捕獲したと報じている。

 現在、ジュゴンは国と沖縄県のレッドリストで絶滅危惧ⅠA類に指定されている。国指定の天然記念物で水産資源保護法と文化財保護法により、捕獲が禁止されているほかワシントン条約などでも規制されており、国際的に希少な動物として位置づけられている。

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