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「生産意欲が減退する」 操業遅れ、農家が窮状訴え

長雨などによる操業の遅れなど現状を確認する八重山地区さとうきび生産振興協議会の委員。生産団体からは石垣島製糖の新工場早期建設を求める声が上がった=15日午後、JAおきなわ八重山地区営農振興センター

長雨などによる操業の遅れなど現状を確認する八重山地区さとうきび生産振興協議会の委員。生産団体からは石垣島製糖の新工場早期建設を求める声が上がった=15日午後、JAおきなわ八重山地区営農振興センター

地区きび生産振協 新工場早期建設要望も

 長雨などの影響で遅れが出ている郡内製糖について、各製糖工場や行政機関、生産組合などで組織する八重山地区さとうきび生産振興協議会(会長・天久朝仁石垣市農政経済課長)は15日、JAおきなわ八重山地区営農振興センターで会議を開き、現状を共有し今後の対応を協議した。今期の製糖終了について石垣島製糖から当初予定の3月21日から5月中旬にずれ込む見通しが報告された。生産農家からは「生産意欲が減退する」として早期の新工場建設を強く求める声が上がった。 

 石糖によると、4月10日の時点で今期は8万9000㌧の生産量を見込んでいるが、13日までの搬入量は71%に当たる6万3426㌧。搬入量の88%が基準糖度の13.1度以上で品質は良好という。

 担当者は「あと30日近くはかかる。収穫が遅れると春植え、株出しも遅れて準備ができないため、来期の生産を危惧している」と述べた。

 石垣市さとうきび生産組合の伊敷繁光組合長は「今の工場では順調に処理ができない。天候に左右されて製糖期間が遅れると、農家は春植え、株出しの管理ができない。毎年、同じようなことを繰り返している。これでは生産意欲が減退する。農家が安心して生産できるよう早く新工場建設を」と訴えた。

 多宇弘充農務部長は「収穫期間を短縮する方向で検討している。現在調査をしている段階。関係機関にも農家の要望を伝えてほしい。三者(製糖工場、行政、農家)が一体となって取り組めるようお願いしたい」と協力を求めた。

 一方、季節工員の契約終了に伴い1日から稼働を停止していたJAおきなわ小浜製糖工場については、10日から再開しているとの報告があった。製糖を終了した県内他地区のオペレーターやJA職員、生産組合が協力しており、今月20~22日の終了を見込んでいる。

  • タグ: 八重山地区さとうきび生産振興協議会
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