八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

「住民投票の結果尊重する」周辺4地区住民

住民の質問に答える中山義隆市長(中央)ら市の幹部=11日夜、川原公民館

住民の質問に答える中山義隆市長(中央)ら市の幹部=11日夜、川原公民館

陸自配備計画に対する不満や疑問をぶつける4地区住民ら=11日夜、川原公民館

実現へ協力求め明言
陸自配備計画めぐり 中山市長らと初面談

 石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備計画をめぐり、反対する開南など周辺4地区の住民らが11日夜、中山義隆市長ら市幹部と川原公民館で初めて面談した。住民からは同計画の賛否を問う住民投票の実現に協力するよう求める声が相次ぎ、川原公民館の具志堅正館長が最後に「明確な答えが出る2択での住民投票が行われたとき、私たち4公民館はその結果を尊重する」と明言した。中山市長は議員に伝える考えを示した。

 面談は、公民館長の要請で実現。市からは中山市長と部課長ら17人が出席、50人余りの住民が訪れた。

 具志堅館長は「市民や近隣住民を無視するように工事が進んでいる。水源や自然環境のことを考慮すると、早めに結論を出す必要がある」として3カ月以内の投票実施を強く訴えた。

 中山市長は「安全保障や国防について住民投票はそぐわない」として自ら発議することはないとの考えを示す一方、具志堅館長の要望に「議員に伝えるが、議員がどう判断するかだと思う」とした。

 面談では「反対の声を無視した市民不在の市政運営だ。このままだと島が二分される」との指摘があり、中山市長は「賛成、反対二つの意見を納得させるのは難しい。二つの意見があることを理解してもらいたい」と述べた。

 カンムリワシなど動植物や水源などの自然環境の調査をめぐり、住民は「調査も終わっておらず、実施もしていない中で着工させていいのか」「着工したら意味がない。調査結果が出るまで待つべきだ」と環境アセスの実施を求め、工事の中断を要求した。

 中山市長は「現時点でアセスを求める考えはない。カンムリワシの営巣が確認されるなど状況が変化すれば要望する」と述べるにとどめた。

 カンムリワシの調査については市も実施していると報告、「要望があれば専門家といっしょに調査をしたい。営巣が確認されれば対応を検討したい」と回答。地下水源や農業用水への影響など水問題の調査については「どのような調査を行っているか、防衛省とも話し合い、報告する」とした。

  • タグ: 陸自配備計画
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム