八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

八重山郡内で顕著になっている人手不足が…

 八重山郡内で顕著になっている人手不足が、農業界にも影を落としている▼JAおきなわ小浜製糖工場は工場内で作業する季節工員が3月末で契約が満了。次の日程があるため契約延長ができず、ほ場に原料を残したまま黒糖製造が停止しているという▼長雨で機械刈り計画が大幅に狂い、操業期間が半月以上延びたことが要因。今後、搬入された原料は工場が買い取り、実害はでないが、農家は「製品にならなければ何のために育てたのか分からない」と複雑な心境のようだ▼操業期間中、各工場では大勢の季節工が働き、操業にはなくてはならない存在。だが、中には、年間スケジュールを組み、日本全国の作物産地などを回る人もおり、今回のような個別の都合で契約延長ができないケースもあるようだ▼郡内の糖業は長雨で軒並み操業が延びている。石垣島製糖は、原料増産も加わり操業終了が5月末へと当初予定から2カ月以上遅れる見込みで、気温の上昇による収穫作業への影響や、甘しゃ糖度の下降も心配されている▼生産農家の高齢化による労働力不足から各地域で収穫作業の機械化が進められることは時代の流れ。ただ、機械は操業期間中の天候に左右されるところが大きいのも事実。今回は工員確保を含め、機械化のへい害が表に出た格好だ。(下野宏一)

※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

関連するニュース

  • 関連するニュースはありません。

ページ移動

キーワード検索フォーム