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クロマグロ今期初の水揚げ 「あずさ丸」金城さん

今期初水揚げとなったクロマグロ。左は金城真琴船長=5日午前、八重山漁協

今期初水揚げとなったクロマグロ。左は金城真琴船長=5日午前、八重山漁協

八重山漁協所属船
漁獲枠制限の影響懸念

 県内のクロマグロ漁が1日に始まり、八重山漁協では5日、今期初の水揚げがあった。集魚灯船の「あずさ丸」(金城真琴船長、10㌧)が漁獲したもので、体長196㌢、体重132㌔。第1号の水揚げにも金城船長(45)は「うれしいが、漁獲量の制限が心配」と複雑な心境をのぞかせた。今期からクロマグロの県内漁獲枠が115㌧と制限されるためで、水揚げ量の多い八漁協所属マグロはえ縄船への影響が懸念される。

 八漁協などによると、マグロを漁獲する漁船ははえ縄船24隻、集魚灯船20隻。主にはえ縄がクロマグロを水揚げする。前期は387本、約70㌧(うち本土出荷52㌧)の漁獲量があり、県全体約190㌧の37%を占めた。

 漁獲量の制限は、海洋生物資源の保存・管理に関する法律に基づき、農林水産相が定める国の基本計画に即して県が定めるもの。30㌔以上のクロマグロの県管理量は127・2㌧、うち報告のタイムラグなどを考慮して12・2㌧を留保数量としている。

 留保数量を除く割当量は115㌧で、前期(4月1日から7月31日まで)は114㌧に設定されている。漁獲量が114㌧の95%に達するおそれが著しく大きいと認められる場合、県は採捕の停止命令を発動する。

 この時点で操業ができなくなり、八漁協市場販売課の友利邦明課長は「八漁協だけで水揚げが70㌧ある。県全体で漁獲量が制限されるので影響は大きい」と地元漁業者への影響を懸念する。

 あずさ丸はこの日の午前4時、平久保北方の海域でクロマグロを釣り上げた。船に引き上げるのに3時間かかったという。キハダマグロをメーンにしているため、クロマグロの漁獲はまれで2年前に2本を揚げただけ。

 金城船長は「まさかクロマグロを先に水揚げするとは思っておらず、びっくりした。ただ、漁獲量には集魚灯の分も含まれるので、はえ縄漁船に迷惑にならないか」と気遣いつつ、「クロマグロと言えば大間が有名だが、石垣のマグロも質が良くおいしい」とPRした。

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