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八重山漁協が保護区設定

八重山漁協が産卵海域の5カ所を保護区に設定

八重山漁協が産卵海域の5カ所を保護区に設定

石垣・西表近海5カ所
産卵海域、資源回復へ

 八重山漁協は5日から6月2日までの2カ月間、水産資源の保護・回復を目的に、産卵海域となっている石垣島と西表島の近海5カ所を、水産研究機関の協力を得て保護区に設定する。保護区は、さまざまな魚が漁業やレジャーの影響を受けずに産卵できるようにするための海域で、全魚種を禁漁としている。漁業のほか、レジャーでの釣りやダイビングの自粛に協力を求めている。

 保護区5カ所での漁業者による自主的な資源管理は2008年から始まり、10年からはヨナラ水道も追加された。同水道では、県内でも八重山の海に多いナミハタ(方言名サッコーミーバイ)の産卵海域となっており、産卵期間の4月13日~5月2日と5月13日~6月1日の各20日間を禁漁とする取り組みを行っている。

 保護区には漁業者が点滅灯ブイや旗を設置し、巡回するが、毎年一部で違反するケースがあることから、▽産卵期の数釣りをしない▽釣った魚を売らない▽保護区のブイに係留しないーよう呼び掛けている。

 西海区水産研究所亜熱帯研究センターの名波敦主任研究員によると、ナミハタに標識を付けて放流したところ、8・8㌔離れた小浜島の北からも産卵海域のヨナラ水道に集まっていたことが分かっており、「産卵海域を守ることは、広い範囲でナミハタを守ることにつながる。保護区の効果は高い」としている。

 水揚げされる漁獲物から資源量の推定調査を行っている県水産海洋技術センター石垣支所の須藤裕介研究員も「資源推定の結果から全体的な回復にはもう少し時間がかかると思われるが、幼魚(0~3歳)で回復の予兆が感じられる」としている。

 漁業者が自主的に設定している保護区のほか、川平・名蔵保護水面では周年で水産生物の採捕が禁止されている。川平湾では魚、イカ、アーサを除く水産生物、名蔵湾ではすべての水産生物が対象となっている。

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