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4月徴収開始間に合わず 竹富島入域料

竹富島を訪れる観光客は年間約50万人に達する。町は入域料の徴収開始を7月ごろと見込んでいる=30日午前、竹富島のフェリー乗り場

竹富島を訪れる観光客は年間約50万人に達する。町は入域料の徴収開始を7月ごろと見込んでいる=30日午前、竹富島のフェリー乗り場

財団新設、条例制定など
町、7月見据え条件整備

 【竹富】竹富島を訪れる人から任意で入域料を徴収する計画は、4月1日の開始に間に合わないことが竹富町への取材で分かった。町は今後、活動主体の財団法人の新設、6月定例町議会での入域料に関する条例の制定を目指す。徴収業務を委託予定の船舶会社と調整を進め、合意できる条件を整えていく考え。これらの作業を踏まえ、町は徴収の開始時期を7月ごろと見込んでいる。

 入域料の地域計画案は、自然環境保全などを目的とする地域自然資産法に基づき2018年5月に策定された。島へ渡る際、船賃に上乗せして徴収する。徴収金は自然環境保全活動、法人運営、徴収業務に係る費用のほか、自然環境トラスト活動にも活用される。

 町は、船会社が懸念する「業務の煩雑化による負担増」を解消するための案を作成し、4月中に提案する考え。また、団体客については、ツアー料金の中に船賃も含まれることから、旅行代理店への説明や周知も実施していく。

 こうした課題がクリアできれば、船会社側も徴収業務の受託に前向きな検討を進めるものとみられる。

 竹富島での入域料徴収計画は、1975年ごろまでさかのぼる。当時は、郷友会などの理解が得られず断念。2014年に再び案が浮上し、15年に公民館の定期総会で徴収計画の推進が決議された。

 島には年間約50万人の観光客が来島。集落内道路の交通量増加に伴う維持管理やごみ処理などの課題が浮き彫りになっている。

 上勢頭篤竹富公民館長は「島の資源を保存する過渡期にきている。協力金としていただいたお金で、島の農村集落景観を守りたい」と話している。

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