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ファミマでAED運用開始 石垣市内全18店舗

ファミリーマート側にAEDを引き渡す中山義隆市長と宇根規光消防長(中央)ら=27日午後、沖縄ファミリーマート石垣市役所前店

ファミリーマート側にAEDを引き渡す中山義隆市長と宇根規光消防長(中央)ら=27日午後、沖縄ファミリーマート石垣市役所前店

市消防が救命体制強化

 石垣市消防本部は、24時間営業の沖縄ファミリーマート全18店舗に自動体外式除細動器(AED)を設置し、27日から運用を開始した。急な心停止などの重篤患者が発生した場合、ファミマが現場に居合わせた人にAEDを貸し出すなどして救命体制の強化を図る。AEDが24時間利用可能な市民救急ステーションは56カ所から74カ所に拡大した。

 市消防によると、昨年の救急出動件数は2592件で、10年前と比較して約500件増加しており、救急車到着も遅延傾向にあるという。このため、救急車が到着するまでにAEDを使用した救命手当が行える体制を構築しようと、沖縄振興特別推進交付金を活用してAEDを購入、ファミマの協力を得て店内に設置した。取り付け備品を含め事業費は621万円。

 ㈱沖縄ファミリーマート(野崎真人代表取締役社長)によると、2013年から店舗内へのAED設置環境の整備に取り組んでおり、設置した自治体は石垣市で9市町村目。

 市消防によると、AEDは市内183カ所で設置されているが、24時間対応が可能なところは自主防災組織やホテルなど56カ所に限られていた。56カ所のうち、市街地での設置は半数の23カ所にとどまっていたため、拡大が課題となっていた。

 2005年からことし2月までの間、市民や観光客ら18人がAEDの処置で救命され、社会復帰している。

 運用開始を前にファミリーマート石垣市役所前店で覚書締結・設置式があり、中山義隆市長は「24時間利用可能な箇所は自主防災組織やホテルなどに限られていたため、ファミマに設置できることは、市民や観光客の安全を確保する上で意義深い」と強調した。

 ファミマの棚原洋営業本部長は「ファミマは24時間、365日、年中無休の営業。1人でも多くの人命の救助に結び付ければ」と述べた。

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