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石橋医師が島を後に 退任で地域住民ら見送り

出港する船から手を振る石橋興介医師(右)ら家族=25日午前、竹富港

出港する船から手を振る石橋興介医師(右)ら家族=25日午前、竹富港

島を離れる石橋興介医師の船出を見送る島民ら=25日午前、竹富港

竹富診療所

 【竹富】竹富町立竹富診療所の常駐医師を退任した石橋興介医師(39)=福岡県出身=が25日午前、家族とともに4年間、暮らした竹富島を後にした。竹富港には大勢の地域住民が駆け付け、たった1人の島医者の船出を見送った。

 石橋医師は赴任した2015年3月から4年間、島の医療に従事。島に高度医療機器を導入したり、予防医療の実践で地域と連携して島民の健康づくりに取り組むなど医療向上に尽くした。今後は福岡に戻って実家の病院を継ぐ。後任の医師は5月に赴任予定。

 古堅節さん(92)は「私が一番お世話になった。次第に打ちとけて自分の身体のことを話せるようになった」と涙で別れを惜しみ、細原京子さん(68)は「母の看病で忙しく身体を壊した時、診療所で診てくれて石垣島に行かなくても治すことができた。頼りになる先生だった」と感謝した。

 竹富公民館の上勢頭篤館長は「地域医療で島民に安心をもたらし、健康を改善させてくれた素晴らしい先生だった」、竹富診療所を支援する会の島仲彌喜会長は「医療講話もしてくれた。寂しいが、福岡に行っても頑張って」とエールを送った。

 石橋医師は「島に迎えられた時からの4年間が走馬灯(そうまとう)のよう。支えられたことを再認識できた。島のみんなが家族のようで、第2の故郷になった」と振り返った。

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