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うるずん。待ちかねた季節を感じたくてバンナ…

 うるずん。待ちかねた季節を感じたくてバンナ公園を歩いた。ケラマ、ヒラド、タイワンヤマツツジ。今を盛りに赤、白、ピンクの花が咲き誇る。黒木や福木、ヤラブといった樹々でさえ若葉を身にまとって美しい▼西口向かいのイジュの花もそろそろか。センダン、クチナシの花が咲いている。もしかしたら、と期待したこっかあらはまだ渡ってきていない▼北口近辺ではカラ岳から屋良部岳まで遠望できる。眼前の平得大俣で重機が動いているのを思えば心痛む▼やんばるの海のジュゴンが死んだ。昨年以降、生息が確認された唯一の個体。残り2頭は行方不明のままだ。辺野古の土砂運搬船の往来が影響した可能性が指摘される。沖縄の海の豊じょうを象徴する絶滅危ぐ種である▼旧ジュマールの背後に於茂登前山はある。その稜線近くを走る林道で2㍍の至近距離でも逃げないカンムリワシを見つけたことがある。若鷲なのだろう。人や車の危険を知らないから逃げないのだ▼カンムリワシは、島の生態系の頂点に立つ絶滅危ぐ種。山海の自然の豊かさの象徴である。重機のごう音が響けば生息環境に影響するのは当然。逃げ出してもテリトリーを争う自然界のおきてが待つ。やんばるで、石垣で、自然を畏れず、種の絶滅さえいとわない政権。危ぐすべきはそこだ。(慶田盛伸)

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