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浦内橋架け替えへ 県八重山土木事務所

12年計画で架け替えられる浦内橋。橋の上流側に仮設橋を設置する(映像工場提供)

12年計画で架け替えられる浦内橋。橋の上流側に仮設橋を設置する(映像工場提供)

半世紀ぶり、概算50億円
19年度着工、12年計画で

 【西表】県内最長18・8㌔の浦内川河口に架かる「浦内橋(橋長272㍍、有効幅員6㍍)」の架け替え計画が、2019年度の着工に向け進められている。工期は仮設橋の建設も含め12年間。総事業費は概算50億円。既存の橋は1970年に竣工(しゅんこう)し老朽化が進んでいるため、県は、耐震基準に対応する補強工事や塩害対策の補修に莫大(ばくだい)な予算がかかると算出。今後の維持管理費を含め検討した結果、架け替えが費用削減になると判断した。一方、住民から工事車両の往来が増えて交通事故を心配する声もあり、安全管理も求められそうだ。

 新しい橋の橋長は274㍍、幅員10㍍。片側歩道2㍍。ライフサイクルコストを抑えようと素材はコンクリートを用い、修繕回数と費用の低減を図る。橋の上部を支える橋脚は4本設け、耐用年数100年を見込む。

 事業計画は▽迂回(うかい)路用に仮設橋を設置(3年)▽既設の橋を解体(3年)▽同じ場所に橋の新設工事(5年)▽仮設橋の撤去—の順。

 仮設橋は、浦内橋の上流側に隣接して架ける。一部が盛土のため水流の変化も懸念されるが、所管する八重山土木事務所の担当者は取材に「きちんと計算して盛土にしている」と説明。400種以上の魚類が生息する水質環境への影響について「工事前後や途中経過をモニタリングして環境に影響のない形で実施したい」と答えた。環境省と調整後、19年度は盛土部分から工事を進める。

 資機材の搬入は白浜港から行う予定。地域から「住民やイリオモテヤマネコの交通事故リスクが高まるのでは」と懸念も聞こえ、同担当者は「工事業者には安全運転を徹底するよう指導していく」と事故防止を強調した。

 浦内橋は県道215号線の一部区間に架けられ、上原地区と西表地区を結ぶ合成桁橋。架かる以前、住民は行き来に難渋を極め、渡し舟で人やオートバイを運んでいた。竹富町は米国民政府、琉球政府に要請を繰り返し、2年間に及ぶ工事の末、完成した。

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