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ある日突然、平和な町が血に染まる。…

 ある日突然、平和な町が血に染まる。ニュージーランド(NZ)中部クライストチャーチのモスク(イスラム礼拝所)で起きた銃乱射テロが、新たな世界不安をかきたてている▼28歳の容疑者は半自動の銃器で武装し、礼拝所に入ると「バン、バン、バン」と無差別に銃を乱射。必死にはいつくばって逃げようとした信者にも容赦なく銃弾を撃ち込んだという。床の上で動かなくなった信者にも銃撃する執拗さだった▼神聖な場所での惨劇で、3歳から77歳までの50人が死亡した。戦時を除き、同国史上最悪の大量殺害事件。NZは日本と同様の島国で「安全な国」の一つだっただけに、テロの標的になったことに大きな衝撃が走っている▼容疑者は事前にインターネット上で犯行を示唆する内容を書き込んでいた。犯行の一部始終を「生中継」するなどネットの利用にもたけ、NZを標的に選んだことには「世界のどこにも安全な場所はない」ことを示すためだったと表明している▼反移民や白人至上主義など極右思想を支持し、襲撃の目的は白人と移民の分断、増悪をあおることだった。平時でもこの憎むべき;敵;という意識が出てくると若者を狂気に走らせることを世界の歴史は教える▼テロの発火点にならぬよう暴力の連鎖阻止に向け、世界の英知が求められている。(鬚川修)

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