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「八重山プライド」を提唱 石西礁湖サンゴ礁基金

「持続可能な海の観光への眼差し」をテーマに講演する海津ゆりえ氏。「八重山プライド」を提唱した=17日午後、大浜信泉記念館

「持続可能な海の観光への眼差し」をテーマに講演する海津ゆりえ氏。「八重山プライド」を提唱した=17日午後、大浜信泉記念館

稀有な豊かさ伝える誇りを
観光と海の保全フォーラム

 サンゴ礁保全につながる活動を認定するローカル環境認証(サンゴ認定)制度の創設を目指しているNPO法人石西礁湖サンゴ礁基金(入嵩西正治理事長)は17日、「八重山の持続可能な観光と陸と海の保全」をテーマにしたフォーラムを大浜信泉記念館で開き、研究者が「世界的にも稀有(けう)な生態系の豊かさと美しさを持つ八重山の海を伝える観光業の誇りを『八重山プライド』として高らかに掲げてほしい」と提言した。

 専門家や行政担当者、観光関連事業者らが講演や報告、パネルディスカッションを通して認定に向けた取り組みや課題を共有した。

 基調講演した文教大学国際観光学科教授の海津ゆりえ氏は、人にとっての海辺を「海の幸をいただく生活の場、山の神と海の神が交差する祈りの場」と定義。

 海洋観光業者に▽海の恵みへの感謝の気持ちと知識を楽しみながら、守りながら伝える▽海についての知識をもってガイドに当たる▽海の状態や課題について情報をアップデートする▽海の事業者間で連携する—よう要望した。

 八重山の海の持続可能な観光について「サンゴ礁は地球環境・地域環境のセンサーの役割を果たしている。サンゴ礁を見守り、健康なサンゴを保つことが必須」として、「数か行動形態か」と適正利用について議論するよう促した。認定制度については「直接守ることと直結しない」として実行につながる取り組みの重要性を強調した。

 フォーラムではほかに石垣市環境課が米原海岸の利用ルールづくりに向けた取り組みを紹介。2019年にルールの決定、運用体制の確立、試験運用の開始を予定している。

 NPO法人石西礁湖サンゴ礁基金は、世界自然保護基金(WWF)ジャパンと協働でサンゴ認定制度の構築に向けた調査検討を行っており、今年度からは独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受け、外部専門家を加えた取り組みを展開している。

  • タグ: サンゴ
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