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八重山会館整備検討へ 石垣市議会一般質問

3市町で協議会設置
事業系ごみ処理も見直し

 3月定例石垣市議会(平良秀之議長)は13日、井上美智子、花谷史郎、石川勇作、友寄永三の4氏が一般質問を行った。那覇市内での整備を目指す「八重山会館」について当局側は、新年度に3市町で協議会を立ち上げ、具体的な検討に入る方針を明らかにした。石川氏への答弁。

 同会館は、難病患者や派遣児童生徒らの宿泊と郷友会の活動拠点を備えた施設。大得英信企画部長は「ことし1月の広域組合幹事会で竹富町と与那国町の同意を得た。3市町で協議会を立ち上げ、実施体制を構築するとともに3市町議会の理解を得られるよう取り組む」と述べた。

 整備は民間の資金・ノウハウの活用を前提としており、今後、整備箇所、整備手法などを検討する。

 市民一人当たりのごみ排出量を押し上げている事業系ごみについて、野底由紀子市民保健部長は「大規模集客施設には生ごみの自己処理の提案も検討したい。処理料金についても継続して見直しを検討したい」と述べた。花谷氏への答弁。

 市民一人当たりの排出量は全国、県よりも多くなっており、花谷氏は「企業が出した分のごみの処理を市民が負担していることになる」として市民負担の軽減策を求めた。

 石垣小学校校区内に認定子ども園を整備しない方針について、南風野哲彦こども未来局長は、保護者らを対象に再度、説明会を開催する意向を明らかにした。

 伊原間保育所の認定子ども園への移行については2020年度の開園が遅れる見通しを示した。防災の観点から高台を求める意見が多かったため、場所の変更を余儀なくされた。南風野局長は「市有地や、市有地と交換可能な土地の確保に努めたい」と述べた。いずれも井上氏への答弁。

 市立図書館2階で常設されている尖閣諸島ジオラマについて友寄氏が「活用されてない」と疑問視、中山義隆市長は「新庁舎で尖閣関連資料を展示できる場所を確保している」と答弁した。

 

 ■終了時期把握せず 防衛局の環境現況調査

 石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備計画をめぐり、沖縄防衛局が行っている環境現況調査について、石垣市が終了時期を把握していないことが13日、分かった。市議会一般質問で知念永一郎総務部長が「実施中で定期的に関係部署には報告しているが、いつまでかかるか細かい日程まで把握していない」と述べた。現場で確認されている国指定特別天然記念物カンムリワシへの影響回避について、中山義隆市長は、営巣が確認されるまで工事の一時中断を求める考えのないことを明らかにした。井上美智子氏、花谷史郎氏が質問した。

 井上氏は「現況調査も終わらず報告も受けないまま、着工されていいのか。市は、調査が終わって結果をオープンするまで中止するよう防衛局に要望すべきだ」と対応を批判、花谷氏も「3月の調査も行われない段階で着工している。どういう見解か」とただした。

 知念部長は「防衛省が各種調査を実施中。調査について各部署と調整している」と述べるにとどまった。

 カンムリワシへの影響をめぐり、井上氏は「そこに飛んできているということは、そばに巣がある可能性が大。幼鳥が飛び立つまで工事を中止するのが普通ではないか」と指摘、中山市長は「営巣が確認されれば、協議して一部を止めるなど配慮すべきだと思っている」とした。

 中山市長が受け入れを表明した際に理由の一つに挙げた県環境アセス条例の適用による南西諸島配備計画の遅れについて、花谷氏は「周辺4地区は開拓集落。血と汗と涙でつくられた集落を大きく変えてしまっていいのか。開拓者に失礼ではないか。もう一度、市民の立場に立って、4地区住民の目線に立って考え直してもらえないか」と訴え、「営巣期の間と住民の合意が得られるまで、一端工事を止める必要があるのではないか」と強く要望した。

 中山市長は「防衛省の事業なので、市が止める止めないを判断できない。開拓の歴史は重々承知しているが、予定地は防衛省が適地と判断した場所。カンムリワシの営巣は現時点で確認されていないと報告を受けているので作業を止める必要はないと思っている。ただ、悪影響が出る場合は一端工事を止めて議論することは必要。場面場面で対処したい」と答えた。

  • タグ: 石垣市議会
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