八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

上水道管の耐震適合率4% 3月定例市議会

地震対策、課題浮き彫り
耐震化は長期の見通し

 3月定例石垣市議会(平良秀之議長)は12日、箕底用一、米盛初恵、前津究、石垣達也の4氏が一般質問に立った。市水道部の上水道管の耐震適合率が4%にとどまっているほか、浄水場と配水池5カ所のうち4カ所が耐震化設計になっていないことが分かり、地震対策の課題が浮き彫りになった。耐震化は長期に及ぶ見通しだ。

 水道部によると、上水道管総延長50万1745㍍のうち耐震に適合しているのは1万9989㍍で適合率は4%。

 要因について前濵猛志部長は「維持管理もあって前に進まないのが現状」と説明、「管路耐震化、更新計画での優先順位に基づき更新を進めていく」との方針を示した。更新計画の2025年度までに適合率8・1%を見込んでいる。

 浄水場については新年度に管理棟から耐震工事を予定しているが、配水池1カ所については計画されていない。

 箕底氏は「災害時に水の供給ができない状況になりかねない重大な問題」と指摘、取り組み強化を求めた。

 新年度の新規事業となっている国際会議「アイランダーサミット石垣」については、大嵩久美子観光文化スポーツ局長が「10月上旬に開催したい」と米盛氏に答弁した。姉妹都市のカウアイ島のほか世界の観光地バリ島、世界一の長寿島と言われるサルデーニャ島から有識者らを招聘(しょうへい)するため調整している。

 会議は島の伝統文化の継承、自然環境の保全、外国人観光客との共生など地域づくりを推進するために開催する。2560万円を新年度予算案に計上している。

 市が農振除外した川平地区での大型リゾートホテル建設計画について大城英由農業委員会事務局長は「業者から連絡があり、景観条例が変更されなかったため、レイアウト変更の可能性があると聞いた」と報告した。農業委に変更申請を出す場合には指導を受ける考えを示しているという。前津氏への答弁。

 災害時の観光客対策で大濵武防災危機管理室長は、新年度で県の沖縄観光防災力強化支援事業を活用し、食料や飲料水、トイレなどの備蓄と備蓄庫の整備に取り組む方針を明らかにした。これまでは市民向けの備蓄のみにとどまっていた。石垣氏に答えた。

 

 ■入札、4度目も不調 新庁舎建設

  予定価格を4億3700万円超過

 石垣市役所新庁舎建設工事の入札が11日、石垣港ターミナルビル検査室で行われ、不調に終わったことが分かった。本土企業1社と地元2社との共同企業体(JV)が応札したが、入札額は49億8000万円で予定価格45億4300万円を4億3700万円超過した。入札不調は4度目となる。

 12日の市議会で前津究氏の一般質問に対し、知念永一郎総務部長は「応札した企業を第1候補に随意契約の協議を進めたい。企業から代替案をうかがいながら予定価格内での契約について協議していきたい」と今後の対応方針を示した。

 大城智一朗新庁舎建設室長は「応札業者から協議してもらいたいとの申し入れなので、良い方向に進むものだと期待している」と述べた。

 工期は契約締結日から2021年3月15日までとなっており、大城室長は「工期の短縮も含めた話し合いを考えている。契約に向け全力を挙げたい」とした。

  • タグ: 石垣市議会新庁舎建設
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム