八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

離島防災で意見交換 東海大学

離島の防災について意見を述べる専門家ら=5日夜、石垣市総合体育館研修室

離島の防災について意見を述べる専門家ら=5日夜、石垣市総合体育館研修室

防災教育の重要性指摘

 離島防災セミナー「災害を知り、災害から身を守る」(東海大学海洋部・同海洋研究所主催、石垣市共催)が5日夜、市総合体育館研修室で開かれた。専門家らが「離島で構築する防災システム」について意見交換し、揺れを感じたら逃げるという防災教育の重要性を指摘した。

 意見交換は、同大海洋学部教授の山田吉彦氏をコーディネーターに同大海洋研究所所長の長尾年恭氏、アルミ浮揚型津波シェルター(津波救命艇)を開発したシネイシクラフト&ファシティーズ㈱代表取締役の神原潤氏で行った。

 山田氏は「どこに避難できる場所があるか一人一人が認識することが大事、ハザードマップで周知する必要がある」と指摘、観光客対応についても「これから美崎町の再開発が進むと思うが、美崎町に多く来る観光客をどこに避難させるか、戦略をつくらないといけない。避難ビルの確保が必要になる」と述べた。

 津波避難ビルについては「土日夜間に入れるのか。その対策もとってもらいたい」と要望した。

 長尾氏は「地震は冬に多く起きる。これは歴史的な事実」として要因を紹介する一方、「海底地滑りによる津波は予測ができないので、海岸沿いで揺れを感じたら逃げるという教育によって知識の底上げを図ることが効率的な防災対策だ」と強調した。

 これに先立ち、長尾氏が「地震予知研究の最前線と防災対策」、神原氏が「船舶を利用した災害避難」の演題で講演した。

 総合体育館敷地内ではシェルターの展示もあった。

  • タグ: 防災
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム