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元号という時間軸で台湾社会を追ってみよう。…

 元号という時間軸で台湾社会を追ってみよう。38年間続いた戒厳令が解除されたのが昭和62(1987)年。平成4(92)年には言論弾圧の根拠となっていた刑法の条文が改正され、43年間続いたいわゆる「白色テロ」が終わる▼「平成」が幕を開けた時、お隣の台湾では、言論の自由や民主主義を人々がようやく手に入れたのだ。当時の熱量を感じてみたい人には、台北市郊外の国家人権博物館をお勧めしたい▼自由だ、民主だといっても、実際の生活はこの普遍的な価値をどう生かすかというトライ・アンド・エラーの繰り返しだったことだろう。選挙のたびに与野党が激突し、優劣が入れ替わる台湾政治を見ていると、これは今も続いていると分かる▼白色テロの前触れとなった住民弾圧の2・28事件に合わせて、台湾は3日まで4連休だった。同事件の記念式典も開かれたが、テレビニュースは行楽地の混雑や高速道路の渋滞を伝え、郊外へ遊びに行く人がたくさんいたことが分かる。いい世の中になったということなのだろう▼日本では平成が間もなく終わる。来月下旬からはいよいよ10連休だ。台湾の4連休など遠く及ばない▼時代の節目が近づいている。八重山は何を手に入れるのだろうか。新たに何かを手に入れる代わりに、何かを失うのだろうか。(松田良孝)

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