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カンムリワシ 営巣期の工事中止を 陸自配備計画

4地区住民の質問に答える沖縄防衛局の職員ら。春のカンムリワシ現況調査を3月に実施すると説明した=27日夜、川原公民館

4地区住民の質問に答える沖縄防衛局の職員ら。春のカンムリワシ現況調査を3月に実施すると説明した=27日夜、川原公民館

求める会が市長に要請書
防衛局、3月に調査と説明

 平得大俣への陸上自衛隊配備計画をめぐり、石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会(共同代表・上原秀政氏ら5人)は27日、国指定特別天然記念物カンムリワシなどの営巣・巣立ち期間の工事の中止を沖縄防衛局に求めるよう中山義隆市長あての要請書を提出した。同局は、4地区住民との面談で春の現況調査を3月に実施すると説明。面談後に会見した連絡会のメンバーは「まだ調査は行われていないのに着工するのか」と反発を強めた。

 カンムリワシの調査について防衛局は面談で夏、秋、冬の環境現況調査を行い、冬は2月20日から22日までの3日間実施したと説明、「今回着工する場所では営巣は確認されておらず、工事の影響はないと考えている」と回答した。春は3月に行う予定と伝えた。

 住民からは「本来なら着工前に全体を調査すべきだ」「騒音があるとカンムリワシが営巣しなくなる」「予定地の隣接の畑を耕しているとカンムリワシはエサを求めて必ず来る。たった3日間で調査ができるのか」と不満をぶつけた。

 連絡会は要請で、配備予定地一帯は営巣の可能性が最も高いランクに位置付けられているとの環境省那覇自然環境事務所のカンムリワシ生息状況等調査(2008年3月)を紹介。「予定地周辺で数つがいで繁殖している可能性があるため、営巣放棄や生息地放棄を回避する対策をとる必要がある」と訴えている。

 上原代表は「大事な環境問題を無視する形で着工するのか。国指定特別天然記念物のカンムリワシは日本全体の問題でもある」と強調した。

  • タグ: 陸上自衛隊配備計画
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