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八重山芸能の後継者を

『八重山芸能のみらいを考える—「八重山芸能を考える連続講座」報告書—』を刊行した白保合同企画の横目博二代表(中央)=26日午前、大浜信泉記念館

『八重山芸能のみらいを考える—「八重山芸能を考える連続講座」報告書—』を刊行した白保合同企画の横目博二代表(中央)=26日午前、大浜信泉記念館

白保企画が事業報告書刊行

 八重山芸能の後継者育成に関する問題点を整理するため、2016年から2年間、シンポジウムや座談会、講演会などの事業を行った合同会社白保企画(横目博二代表)はこのほど、同事業の議事録や講演内容、来場者アンケートの結果などをまとめた『八重山芸能のみらいを考える―「八重山芸能を考える連続講座」報告書―』を作成した。全203㌻、200部。

 郡内の全中学校、高校、県内全市町村の図書館へ贈呈するほか、5月中に同報告書のPDFファイルを白保企画のホームページでダウンロードできるようにする予定。郡内小学校、八重山芸能の研究に取り組む大学機関、研究者への寄贈も検討中。

 同企画は、2016年度に沖縄文化活性化・創造発信支援事業を活用し、大学教授や実演家などによる座談会を2回開催。また、17年度は沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業を使い「八重山芸能を考える連続講座」として全6回のシンポジウム、講演会を実施。▽農耕社会から誕生した八重山芸能を現代社会へ継承する難しさ▽島ごとの型の違いを保存する必要性▽半面、大学などの教育機関と八重山芸能を接続する場合、ある程度の型の統一化の必要性が生じるジレンマ▽祈りの芸能、洗練された芸術としての芸能、集団で楽しむための芸能など、継承の形の多様化の必要性―など、さまざまな論点について専門家らが意見を交わした。報告書作成には18年度沖縄文化芸術を支える環境形成推進事業を利用した。

 26日午前、大浜信泉記念館で開かれた記者会見で、公益財団法人沖縄文化振興会の林立騎チーフプログラムオフィサーは「地域社会の問題とつながった文化芸術の根本的なあり方を考えたとても重要な活動。沖縄だけでなく、日本全国の芸能継承の現場で同じ課題があるはず」と事業を絶賛。同事業で司会進行を務めた波照間永吉県しまくとぅば普及センター長は「画期的な成果。この報告書を財産とし、今後の議論の土台としてほしい」と報告書の活用を願った。

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