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山口さんにやいま文化大賞 南山舎主催

受賞作品の講評を行う波照間永吉選考委員長(左)と、南山舎の上江洲儀正代表=26日午後、大浜信泉記念館

受賞作品の講評を行う波照間永吉選考委員長(左)と、南山舎の上江洲儀正代表=26日午後、大浜信泉記念館

海洋越境廃棄物の現状などまとめる

 第7回南山舎やいま文化大賞(南山舎主催)に、横浜市の山口晴幸さん(70)の「〈八重山美ら海の叫び〉海洋越境廃棄物の脅威~忍び寄るマイクロプラスチック汚染~」が選ばれた。

 受賞作は、20年間にわたって調査した沖縄、宮古、八重山の海岸に漂着する「海洋越境廃棄物」の現状と、自然や生態系、人間の健康生活への影響、対策などをまとめたもの。論文は全57㌻、写真や図表などの資料は63㌻。いずれもA4サイズ。

 同大賞は2016年の第4回から受賞者なしの状態が続き、今回は郡内から1作品、郡外から2作品の計3作品の応募があった。新設された中高生部門には、残念ながら応募者はいなかった。

 選考委員会(波照間永吉委員長、委員5人)は今月3日に受賞作を決定。26日午後、大浜信泉記念館で記者発表を行った波照間委員長は「海洋越境廃棄物の現状や及ぼす影響の問題などを的確にすくいだし、対策が急務であることを説いていて、説得力がある。八重山や沖縄、地球上の海と、命を育むすべての生き物、人間のためにも全人類で取り組むべき課題。地域の問題はグローバルな問題と直結することを教える著作」と講評した。

 また、応募ゼロだった中高生部門について「残念だった。日常的な研究があると思うので、ぜひ応募してほしい」と呼び掛けた。

 山口氏は「今後も調査旅を続けようとする一人の老学徒に、決意と大きな励みを与えていただいた。選出されたことを大変うれしく思うとともに、関係者の方々に心からお礼申し上げる」と喜びの言葉を寄せた。

 授賞式は4月を予定。受賞作は「月刊やいま」の7月号での連載を計画している。

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