八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

調査・研究発表し交流 ツマベニチョウ

蝶の研究内容を発表する西表小学校の児童ら=22日午後、中野わいわいホール

蝶の研究内容を発表する西表小学校の児童ら=22日午後、中野わいわいホール

発表内容に質問する子どもたち=22日午後、中野わいわいホール

大宜味小の児童を招待
竹富町制施行70周年事業

 【西表】竹富町制施行70周年記念事業・竹富町ツマベニチョウ生息普及促進事業の一環として「身近な自然の調査・研究発表交流会」(竹富町主催)が22日午後、中野わいわいホールであった。西表島内の小学生、本島北部大宜味小学校の児童らが蝶や自然をテーマに研究内容を発表。ツマベニチョウの幼虫の食草「ギョボク」の苗10本を記念植樹して交流の輪を広げた。

 ツマベニチョウは竹富町、大宜味村の町蝶、村蝶に指定されている。この縁で交流会に大宜味小の児童を招待した。

 大宜味、古見、船浮、西表の各校から計36人が発表を行い、このうち古見小の児童は「カマキリがなぜツマベニチョウの幼虫を食べないのか」という疑問について、幼虫が体液にイモガイと同じ毒成分を保有することで天敵から身を守っていると紹介。また、蝶は発酵したものを好み、水で薄めた泡盛を飲むことを発見したことも報告した。

 大宜味小は、村内の屋古集落と同校周辺で観察できる蝶の種類と数を調べた。2013~18年までの6年間で5科54種の蝶を観察、分布域や生息地の特徴を報告した。

 同校周辺では蝶類の数が少なかったが、校内に食草を増やしたことで蝶の増殖につながったという。児童らは「さまざまな生き物が住める大宜味村屋古の自然の豊かさを誇りに思う」と胸を張った。

 船浮小は集落内の木に樹木札を取り付ける取り組み、西表小は伝統的な玩具作りやイリオモテボタル調査結果を発表した。

 児童らの発表を受けて琉球大学博物館(風樹館)の佐々木健志氏が総評した。

 同事業は23日、午前9時半から西表島東部の交流センターで各種体験プログラムを実施する。

 ツマベニチョウはシロチョウ科では世界最大級で開張約9~10㌢。羽の先端が鮮やかなオレンジ色が特徴。国内では九州南端部から南西諸島に分布する。

  • タグ: ツマベニチョウ
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム